リースバック、そのメリット・デメリット
2022/08/282022/08/31
豆知識 ②
事業資金にも利用可能なリースバック、そのメリット・デメリットは?
リースバックとは、自宅などの不動産を専門の不動産会社へ売却し、買主であるオーナーに対してリース料(家賃)を支払うことで、引き続きその不動産を利用する方法です。また、買取代金は一括で支払われるため、ローン返済自体は問題ないがまとまった現金が必要なときにも利用可能です。
例えば、次のような利用が考えられます
・年金の不足など老後の生活費を補う場合
・子どもの教育費の捻出
・病気の治療費の捻出
・住宅ローン以外の借金返済
・事業資金としての活用
また、単純に家を売却して賃貸住宅へ引越すことに比べ、以下のようなメリットがあります。
・買主を探す必要がないので現金化までの期間が比較的に短い
・引越しする必要がない
・子どもの学区が変わることがない
・売却したことが周りに知られない
・将来的に買い戻すことが可能
同じ家に住み続けたい人にとっては、メリットが大きいリースバックですが、実際に利用するためには一定の条件もあります。
その一つがオーバーローン状態。売却価格が住宅ローンの残債よりも多くないとリースバックの利用は難しいのです。
例えば、住宅ローンが2,500万円残っている状態で売却価格が1,500万円だった場合、抵当権の解除ができないため、そもそもリースバックを利用することはできません。
また、リースバックには以下のようなデメリットもあります。
・売却価格が周辺相場よりも安くなりがち
・毎月のリース料(家賃)が周辺の家賃相場よりも高くなることがある
(年間のリース料の目安は、売却価格の8~10%)
・買い戻しは可能だが、その費用は売却価格よりも高くなる場合が多い
などなど・・・
次回はリバースモーゲージについてお知らせします。