アパート経営の収支計画
2023/02/182023/02/18
アパート経営の収支計画
アパート経営は、長期にわたる事業です。
将来にわたって収支がどうなるかをシミュレーションし、全体の計画を立てることがとても大切になります。
アパート経営の「収支計画(書)」とは、一言で言えば経営スタートから長期間の事業収支のお金の流れを一覧にしてまとめたものです。
単純に見ると、年間の支出より収入が多ければ利益が出ているということで、アパート経営は黒字となります。
収入には家賃や礼金、敷金などがあり、支出にはローン返済額、修繕費、税金、保険、諸経費などがあります。
「収支計画書」を見ればお金の動き、収入の予測、つまり5年目にはいくら利益が出て、7年目にはどのくらいの経費が発生するのかなどの見通しが立ちます。
また、外壁の塗り替えなどの大規模修繕の費用も組み込むことで、修繕積み立ての参考にもなります。
計画段階で、収支のバランスが取れていないと判明した場合は、戸数やプラン、設備・仕様または、ローンなどの資金計画を再検討していきます。
ただし、単純に収入を伸ばすために設備・仕様をレベルダウンしたり、戸数を増やすために使い勝手の悪い間取りにしたりすると、入居者ニーズを満たせず、空室が発生し、全体の計画が成り立たなくなります。
収支の金額だけを重視せず、バランスの取れた計画にすることが重要です。