2025年にも不動産価値の変動が予想されている
2023/04/122023/08/17
以前にご紹介した2023年問題とは別に、2025年問題も提唱されています。
2023年は、世帯数の現状が問題視されていました。
2025年には以下が予想されています。
・後期高齢者増加による問題
・大阪万博に伴う問題
それぞれの問題について、詳しく解説します。
高齢化問題の進行に起因する2025年問題
2025年には、団塊世代が後期高齢者になります。
そのため、人が住む場所の変化が至る所で行われるのではないかと予想されています。
空き家問題もその一つです。
例えば、介護施設や家族との同居などを理由に住居を移すことで、空き家が増えるという状況を生み出します。そのため、空き家が増え不動産価格が下がるのではないかと予想されています。
特に、地方においてこの問題は深刻です。その地方全体で、一気に空き家が増える恐れもあります。
一方で若い世代が多く生活する都市部では、この問題はまだ起こりにくいと考えられます。
大阪万博の開催に伴う2025年問題
2025年には、大阪万博の開催が予定されています。
すでに、さまざまな催しが予定されているイベントです。万博のように大きなイベントがあると、国内だけではなく、海外からも多くの人が押し寄せると見込まれます。
そのため、開催地を中心に、都市部の不動産価格が上昇すると予想されています。
これは、2020年に開催された東京オリンピックでも予想されていた問題でした。
旅行客用の宿泊施設が増加したり、マンションの購入が増えたり、急激に土地の価格が上がる可能性があります。
また、日本に来た旅行客は関西地方だけではなく、都市部・地方の旅行を楽しむ可能性が高いため、日本全体で不動産価格指数が上昇すると予想されます。